2914 JT

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大きく株価が下落し配当利回りが5%に達しているJTが個人投資家の注目を集めているようです。ブログで複数回記事にされる方が続出しています。

稼ぎ頭である日本市場の紙巻きタバコの大幅需要減が継続していることに加え、RRPでフィリップモリス(PM)が大きく先行、かなり市場シェアを獲られています。ブリティッシュアメリカンタバコ(BAT)もJTよりは先行しています。

消費者トレンドを読み誤った(というよりPMが需要を創造したと言えるかもしれませんが)JTは、遅ればせながらプルームテックの増産投資を急いでいますが当初計画より大きく遅延しており、これに落胆した投資家がJT株を大きく売り越したようです。

JTにとってドル箱である日本市場での利益減少は続き、海外市場での利益増加がそれを上回るまでは継続した純利益増加は難しいでしょう。

また、世界全体ではPM、BATとの規模の差は大きく、R&D投資余力・回収し易さに劣るJTは今後も不利な闘いを強いられ続けるものと思います。

成長の為には独禁法に抵触しないよう中小型の買収を続けるしか道はないでしょう。

ただ、株主リターンを伸長させる余地は大きいと私は考えます。

JTは競合比で財務レバレッジが低く、まだまだ負債比率を上げられるはずです。JT法が変わらなくとも、財務省の持分比率を維持したまま自己株式の買い付けも可能でしょう。

これまでも上手くやってきた価格政策に加え、買収価格が高ければ焦らず見送ること(Cash Genrating Unitが小分けになってないからGoodwillの減損は生じてませんがナチュラル・アメリカン・スピリッツは失敗でしょう)、買収後の統合を円滑に進め願わくばシナジーを実現すること、資本政策の巧稚、が株主としてウォッチしていく点かと思います。

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